ゴミは消えてなくなると思ってた・・・
ゴミを捨てたらどこへいくのか知っていますか?
私は全く知らなかったので、今回、見学へ行ってきました!
企画をしてくださったのはこの方。
ゆるエシカルマルシェのサポーターをしてくださっているすずともさん。
彼女がたってから、ずっとやりたかったツアーをやってくれたのです。
ツアーで伺った場所はこちらです。
まずは動画で施設内説明
会場に通されると、まずは動画で場内の説明を聞きます。
説明の中には
「資源は有限である」
「だからまずはゴミを減らす必要がある」
というメッセージが含まれていました。
最初の動画を見て、きちんと環境のことに配慮された施設なんだということがはっきりとわかりました。
いざ施設内見学へ
施設内見学の最初にある展示物です。
施設を作るにあたって様々な環境についての調査がなされた結果が書かれていました。
場内の見学の一番最初は搬入口の見学です。
子どもたちはガラス越しに見える場内が気になって仕方がなく、顔をくっつけて見ていましたよ。
次に、搬入されたゴミが入れられている場所の見学です。
こちらは、ゴミを溜めておく部分です。
なんと、1日に搬入されるゴミを、最大12日分溜めておくことができるそうです。
こちらの隣に、ゴミを撹拌する(燃えやすくするためにゴミをバラバラにする作業)ための場所が同じ容量、あります。
このクレーンが掴めるゴミは、一度に2トンだそうです。
大体、10分に一度は動いていたでしょうか。
それくらいのスピードで炉に放り込んでも、ゴミがなくならないほど、ゴミの量は多いということですね。
この日は、ちょうど自動運転を行なっていたので、操縦者さんはいらっしゃいませんでした。
次は、焼却炉を見に行きます。
ゴミは常に追加し、火が消えることのないようにしているそうです。
その理由は、ゴミを燃やすことで、そこからエネルギーを得ているからだとのこと。
火力発電をしているということですね。
こちらの発電機で発電しているそうです。
施設全体の電力がゴミを焼却する火力で賄え、売電までできているそうです。
※そういった自家発電システムで動いている焼却施設は、日本にここと、もう一つしかないそうです。
まさに、サスティナブルな施設と言えます。
こちらは、焼却することで出る有害なガスや粉塵を無害にし、外気に出すためのフィルターです。
環境に影響を及ぼさないための工夫がたくさんありました。
ゴミは燃やしてもなくならない
実は、私の中で衝撃的な事実がありました。
お恥ずかしながら、ゴミって燃やせばなくなると思っていました。
ですが、それは全くの勘違いだということに、今回気付かされました。
ゴミは、燃やしても灰になりますが残るのです。
その残る度合いが、なんと、10分の1残るんですって。
10分の1になるんだからいいじゃない〜という言葉が聞こえてきそうですが、よく考えて見てください。
もう、使えないものが10分の1、残るんですよ!!
消えてなくならない。
これは、資源が消えるのよりも大事なことです。
残った灰はどうなるのでしょう??
埋立地に利用するなどもありますが、とにかく「燃えた灰も処理しなければならない」ということなんですよ。
ここが大事。
燃えてしまい、廃棄するだけのものに、時間もお金もかけるんですよ!!
ここです。
もう一度言います。
廃棄するだけのものに、なんの価値もないものに、時間もお金もかけるんですよ!!
って笑
力説しましたが・・・
無駄を省くという考え方で言えば、廃棄するためのものにお金や時間を使うよりも、より発展性のある方向にお金や時間を使いたくありませんか??
私は後者に時間やお金を使いたいと思ったのです。
だから、燃えるゴミは出さない、買わない、できうる限り資源化する。
これを意識してやろうと思ったのです。
灰は石に変える
この石は、ゴミからできた石です。
クリーンセンターでゴミを燃やした後の灰はからできています。
業者さんにお金を支払って灰を引き取ってもらい、こちらのような石に加工してもらうということです。
再利用されているんですね。
ゴミからできているなんて思えない綺麗さでした。
しかし、やはり石になるとはいえ、多くの灰が出ることに変わりはありません。
ゴミを出さない、買わない、できうる限り資源にする。
ここを大事にします。
今回の見学を受け入れてくださったクリーンセンターの方々、企画してくださったすずともさん、ありがとうございました。
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【ゆるエシカルマルシェ】
日時:1月25日(火) 10:00~15:00(16:00完全撤収)
場所:はぐみ館
入場料:無料