気候変動とごみ問題

2022-01-08

先日、ご縁があってこちらの映画へ行ってきました。

グレタ ひとりぼっちの挑戦 予告編です。

15歳の少女が、たった一人ではじめた「学校ストライキ」から始まるお話です。

当時15歳だったグレタ・トゥーンベリさんは、「学校ストライキ」というものをはじめたのです。

その理由は「気候変動が起こっている今、地球のために動いて!」ということを伝えるためでした。

訴え、そして決めて行動に移してほしい。

そのために行ったストライキ。

グレタさんは、自作の看板をたて、座り込むなかで、通行人と対話を繰り返します。

「議案が議決され、改善策が立てられるまで続ける」と言っていたグレタさんの姿が印象的でした。

そして、その行動は多くの若者や支援者を動かし、今は「未来のための金曜日」という名前で毎週金曜日に運動が行われているそうです。

正直、そんな運動が行われているなんてこと、知りもしませんでした。

あまりにも私が時事に興味を持っていないためでしょうか。

グレタさんは国際連合サミットで怒りをぶつけている姿がしばしば報道されていたようですが、私はニュースを見ないため、全く存在を知りませんでした。

こちらがその動画、ノーカット版

動画内で、彼女はとても感情的になっています。

それほど伝えたい想いがあるということです。

彼女の強さはどこから来ているんでしょうか。

それは「今やらなければもう後戻りできないところまで来ているんだよ!」という切迫感と、一人ではできないことを知っているからでしょうか。

この活動をはじめてから、国際連合サミットでの発言をするまでに、服を買うのをやめ、ベジタリアンになり、色々なやれることをやってきたグレタさん。

そんなグレタさんだからこそみんなを巻き込んでいける力があるのかもしれないと感じます。

気候変動とゼロウェイストの関係

ゼロウェイストと気候変動と何が関係があるのか?といわれます。

ゼロウェイストは「ごみを減らす」ことや「ごみを無くす」ということです。

先日行ったごみ拾いではこんなにもごみが捨ててあった。

ごみを減らしたり、無くしたりすることは、気候変動にどのような影響を与えるのか?と言えば、大きく影響を与えます。

まず、ごみを減らすということは「捨てられているものを減らす」ということです。

無駄になる生産をしないこと。

例えば今であれば、生産した野菜を廃棄してしまうことがあるということをご存知ですか?

食品廃棄と言われている問題です。

廃棄してしまうものを作るのにも、農薬を使います。

※誤解を生まないようにお伝えしますが、生産してくださっている方々は、決して廃棄するために生産しているわけではありません。
 結果的に廃棄になってしまっているということが問題なのです。

農薬を使うということは、少なからずその土地の土壌に影響を与えるということを意味します。(自然ではないということですね。)

その影響は、土壌のみに収まらず、大気にまで及びます。

しかし、その作った努力や、かけた影響に関係なくその作物たちは、「無駄に」捨てられてしまうのです。

これらが増えれば増えるほど「無駄な」汚染が続けられるということです。

汚染が続くことで「気候変動」につながってしまっていると言われています。

必要なものを必要なだけ作ること

しかし、これをなくせるとしたらどうでしょう。

無駄に作らず、それぞれが必要なものを必要なだけ作る。

そうすれば、少なくとも「無駄に」なっている大気汚染は減らせるでしょう。

少なくとも、「無駄に」なってしまっている土壌汚染も減らせるでしょう。

そういった一つ一つの積み重ねが、この地球を、環境を守ることにつながるのではないかと私は考えます。

※だからと言って、今すぐ大規模農業をやめろとか、そういうことを言っているのではないことを十分にご理解いただきたい。

必要なものを、必要なだけ作る。

それが廃棄を減らす一歩だと思うのです。

地産地消、産地直送、契約分だけの作成

ゴミを減らすためには「減らす努力」も必要ですが「作らない努力」も必要なのです。

だとしたら、ゴミを作らなくてもよい環境整備が求められているのではないかなと思います。

例えばこの草越という集落では、レタス、ネギ、白菜、カリフローレが多く作られています。

しかし、大体の農家さんは大量に作ってお裾分けするほど作成します。

このお裾分けするほどの野菜たちは、地元では売れないと思いますか?

いいえ、そんなことはありません。

地元でも必要としている人々はいます。

うちもその一件ですけれど笑

うちは、生産一家ではありません。

そのため、生産者様から直接買うことができるならそれが、一番いいと思うのです。

輸送費用も、ガソリン代も一度で済みますものね。

うちは、いただくことが多いので、多くの来客者様にお配りしています。

今年いただいた野菜たち

配っても余るほど、豊かだということなのですが、この余った部分を、本当に必要としている方々につなげるにはどうしたらいいのか・・・そこが課題になりそうですね。

自分の知らない世界がそこに

今回、長野県阿部知事や、上田市市長、高校生、大学生、モデルさんの対談もありました。

すごく興味深いお話がありました。

例えば、アフリカなどでは、作物が取れる土地を巡って紛争が起こっていて、大事な人が目の前で死んでいるということ。

環境温度が2度上がるということを自分ごとに考えると体温が2 度上がるのと同じ。
だとしたらかなり熱が上がっていて辛い状態だということ。

こんなことが私の中には残りました。

私が知らないところでこんなことが起こっているんだということを知る、良いきっかけになりました。

自分が幸せであればいいということから「みんなが幸せであるにはどうしたらいいか?」を考える。

これが「エシカル」な考え方だと私は思います。

まとめ

今回、気候変動という課題についてのグレタさんの行動を映画にしたものを観覧して思ったこと。

それは一つ一つの積み重ねが大きな変動へとつながっているということでした。

たった1人ではじめた挑戦

日々快適に暮らすようになり、便利な生活を追求してきたことが、気候変動を起こした原因でもあります。

それを変えていくには、多くの人が気づき、少しでも自分の行動を変えていけばいいのだと思います。

この行動は、その先のみんなを幸せにするものなのだろうか?

この行動をすることで、他の人の幸せを奪うことにはならないだろうか?

そういう思いを持ちながら行動を選んでいこうと思いました。

まず初めにできることとしては、私が生きることでどんな影響を出しているのか?という視点を持って生活をしてみることだと思います。

生活する=影響があり続けるということ。

ここを意識しようと思いました。

皆様とも、このような話がどんどんできたらいいなと思った体験でした。

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